SAFUJI展 【蒐集家の旅鞄】のイメージ

「旅のための鞄を作ってほしい」
SAFUJIに持ちかけたのは約1年半ほど前だっただろうか。

僕の場合、海外で仕入れをする時の荷物は多い。
パスポートに国際免許証。
財布は2つ。
ノートと鉛筆。
ガイドブックやスマートフォン。
ペットボトルと持ち歩きたい時もあれば、カメラのレンズを替えたい時もある。
しかし、出来る限りはシンプル且つコンパクトな方が良い。

より軽く、より機能的に、より楽しく・・・
街歩きでも気軽に使えるが、必要な時に十分な収納力を発揮するもの。
愛着を持って長い旅路を共にできて、もっと遠くへ歩きたくなような。

それは僕が宿望していた憧れの鞄だ。
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これまで愛用していたポーランドの軍鞄をモチーフに、SAFUJIのデザインとアイデアを詰め込んだ革鞄が完成しました。
MANSIKKA antiquesの空間を使い、SAFUJIが手掛ける鞄や財布等の革製品と、店主がこれまで旅先で撮影してきた写真を展示・販売します。

直前にこの鞄と共に旅をして見つけた欧州の古いものも並ぶ予定です。
そして、これまで旅で撮影した写真約60点の展示・販売も。
アクリルと厚紙で挟み、アンティークの洋書を着色して切り取った縁を用いて制作しました。
壁に掛けて飾ることもできます。
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(会期を終えて)

「蒐集家の旅鞄」。
9日間の会期を終えました。

空間一杯に広がる革の香りに導かれるように、多くの方に足をお運びいただきました。
革作品に手を伸ばし、じっくりと時間をかけて吟味するお客様の様子を見ては、SAFUJIさんの「革」が持つ力はやっぱり凄いなと感心ばかり。

始めて手に取る方も多かったようですし、この界隈でもSAFUJI作品を見掛ける機会が増えるのなら、それはやっぱり嬉しい事なのかもしれない。

何かを身に付けるといった企画は今まで行なった事がなく難しいテーマでしたが、また一つ大きな経験を積む事ができたかと思います。
旅写真の展示もまた機会があればやってみたいな。

明日からのために新しく設えた空間では革の香りが次第に薄れ、「また次へ向かわなくてはいけないよ」と、まるで背中を後押ししてくれるようだった。

ご来店いただいた方、本企画に想いを寄せていただいた方、この度もありがとうございました。

今回制作していただいた「蒐集家の旅鞄」は、準備が整い次第に弊店及びオンラインストアでご注文いただけるようになります。
ご興味のある方はぜひ。


SAFUJI × MANSIKKA antiques
【蒐集家の旅鞄】

会期 : 2025年4月19日(土)- 4月27日(日)
時間 : 11:00-18:00
会場 : MANSIKKA antiques
(東京都青梅市冨岡2-538-1)

※SAFUJI在店予定 : 4/19、4/20


【SAFUJI profile】
東京・小金井にアトリエとお店を構える革小物作家。
目指しているのは、使い心地が良く手に馴染み、それでいて機能を諦めない道具たち。
手に収まるちいさな道具であること、身軽にお出かけができることなど、使う人の暮らしに寄り添う革作品を手掛ける。