4/20(金)の夜20:00頃、バルト三国+フィンランドから無事に帰国しました。
 
バルト三国に行ってみたいと考え出したのは昨年の9月頃。
ちょうどドイツ&チェコから帰国して間もない頃だったかと思う。
これらの国について特別な知識があったワケでもなく、
知っていた事と言えば3つの国名と大体の位置、ソ連との関係、それと「シャウレイの十字架の丘」や6,000人のユダヤ人の命を救った日本人である杉原千畝氏に所縁がある事くらい。
つまりきっかけは無く、ただ次の行き先を考えた時にふと思いついただけでした。
一番の目的である仕入れを考えてみても、やっぱり情報は少ないですし。
しかし未知な分だけ妙に期待も大きく、渡航を決意してからは良いイメージばかりが付き纏っていたものです。
 
先ずはフィンランドのヘルシンキに渡り、休む間も無くフェリーでエストニアへ。
その後レンタカーでエストニア→ラトビア→リトアニアを周り、まだラトビア→エストニア→ヘルシンキを戻るルート。
バルト三国の首都であるタリン(エストニア)、リガ(ラトビア)、ヴィリニュス(リトアニア)には世界遺産である旧市街があり、歴史的な建造物が多く建ち並ぶとても美しい街です。
例えばフランスやスペインにあるような圧倒的な知名度を誇る名所は無くとも、それぞれ違った表情があり、どの旧市街もとても魅力的でした。
そして全体的に人口が少なく、首都であっても落ち着きのある、のんびりとした雰囲気だった事が印象に残っています。
また、車を走らせているとバルト三国は廃墟・廃屋が非常に多い点も気になりました。
あまりにも目に付くので、その点だけを拾うと歴史的な背景からか、人によっては「治安が悪い、怖い」というイメージが先行するのだと思う。
しかしながら、こんな廃墟の並ぶ夜を歩いていても全くと言って良いほど「怖さ」は感じません。
もちろん最低限の心得は必要ですが、人々は優しく穏やかで、可愛らしいお店が並び、とても荒らされた廃墟から抱いたイメージは現代の暮らしには微塵も存在しなかったです。
個人的にはその退廃的な一面と現代の雰囲気とのギャップが独特で興味深かった。
少し首都を離れた街も沢山回りましたが、本当に「小さな田舎」と行った感じ。
その小さい素朴な暮らしも新鮮で、どこを歩いていても勉強になります。
今回は17日間の長旅でしたが、終わってしまえばあっという間ですね。
旅を通してまた多くの経験をさせてもらいました。
 
バルト三国のアンティーク品が入荷
今回仕入れた品々も沢山到着しています。
小さい雑貨類が中心だったので旅の道中である程度まとまったら梱包し発送するという流れを繰り返すのですが、
「週明け位から順次届くかな・・・?」なんて思いつつも、まさかこんなに早いとは。
まだ送ってから1週間経っていない箱までもが今日届いた。
東欧の皆さんは仕事が早いのかな。笑
いつもは旅を懐かしみながらの開梱なのですが、あまりにも最近購入した物までもが既にお店にある。
記憶が鮮明すぎて、なんだか不思議な感覚で開梱作業をしていました。
 
立ち寄った各国々に加え、ロシア(旧ソ連)の古いものも多く手にする事ができたのが今回の収穫の一つです。
なかなか興味深い品々を揃えられたかと思います。
北欧のお皿も入荷していますよ。
まだまだ荷物は沢山届く予定ですが、是非ご都合の良いタイミングで店舗まで足をお運びいただけたら嬉しいです。
もちろん、オンラインショップや次回の「第13回 東京蚤の市」でもお披露目いたしますので、楽しみにお待ちいただけたらと思います。
 
【antique shop MANSIKKA】