木製の古家具2点
木製の古家具2点をアップしました。
落ち着きを感じさせる日本のビューローと、明るく可愛らしいベルギーのおまるです。
B04250 アンティーク 小さなライティングビューロー 机
P00115 ベルギー アンティーク TORCK 木製おまる
 
昨日、福生市の米軍ハウスのオーナーさんとお話をする機会があったのです。
1960年代の横田基地界隈には見渡す限りのハウスが並び、独自の文化を築き上げてきました。
今はその殆どが老朽化により解体され、周辺で車を走らせていても当時の面影は殆どありません。
それでも僅かに残ったハウス群を後世に残すべく、一つの文化を守る努力を続けている人たちがいる。
重要な文化財というわけでもないので、守ってゆく為には地域に住む個人個人の力、気持ち、理解が必要になります。
勿論、解体して新しい住居を建てる事、資産を有効活用する事を否定するつもりはありません。
それは皆、分かっているのです。分かっているのだけれども・・・。常に時の流れと葛藤しながら踠いているのです。
古いものを取り扱うお店をもつ私たちにとっても、決して遠いお話ではないと思っています。
どんな事を考え、どんな行動を起こすべきか。
自らに問いかける、とても有意義な時間を過ごす事ができました。
当時の風景を写した白黒の航空写真を眺めてみると、現代とはあまりにも異なる風景に驚かされます。
もしタイプスリップができるのならば、この目でその光景を一度で良いから見てみたい。
しかし、その夢が叶う事は今のところ無いでしょう。
だからこそ、その時代を過ごしてきた世代の方々とのコミュニケーションは非常に重要な事なのだと、そう思うのです。
 
【antique shop MANSIKKA】