木製の片袖机
X00087 アンティーク 引き出し6杯 古い木味の片袖机 デスク
今日は古い日本の片袖机1点をアップしました。
使い込まれてきた古い風合いを残しつつ、塗装を剥離してナチュラルな印象に仕上げました。
取っ手の無い引き出しや曲線を描く脚元が目を惹く、シンプルな造りです。
塗装の剥離はなかなか大変な作業ではありますが、
其処にまた新しく命を吹き込んでゆくような感覚が好きで、やりがいを感じます。
家具類に手を加える場合は見極めが重要であって、
剥離にしても再塗装にしてもパーツの入れ替えにしても創作にしても、
初見のイメージが大事だと思っています。
即ち、パッと見た時に「これをこうしたら絶対もっと良くなる!」という直感です。
あんまり新しい印象のものへ変化させてしまうのは我々のやりたい方向性と異なりますし、
こういう仕事をしている以上、「手を加えない方が良かったな」という結果を招いてはいけない。
せっかく巡り巡ってウチのお店に来てくれた大切なモノですからね。
「自分たちが提案したい丁度良い加減」を目指す事、それが手を加える際の課題。
古いものへのリスペクトは忘れずに、
我々の手を通して出来る限り最善の姿で
次なる持ち主の元へ引き継がれていく事を常に望んでいます。
 
【antique shop MANSIKKA】