2023年4月1日より、店内の一角で小さな本屋を始めます。

「古いもの+本の店」

これらの親和性を上手く店を使って表現したい。
それは長く思い描いていた一つの形。

タイトルや装丁を見て、興味を抱き、想像し、期待に胸を寄せる。
古いものと同じように、この場所で一冊の本との巡り合わせがあったなら、それは素敵な事だよなって。

暮らしの傍に置いておきたい本、飾っても絵になる本、自分たちが紹介したいと思える本・・・。
稀少なアートブックばかりがずらりと並ぶというよりかは、もっと「本」という存在が身近であってほしいという想いも込めて、多様で手に取りやすい本も揃えていきます。

決して量は多くありませんが、この店を訪れてくれる方にはきっと共感してもらえる本ばかりだと思います。
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(屋号について・・・)

「夜半」とは、午前0時の前後30分間のこと。
僕にとっては本を読んだりする事も多い、とても好きな時間帯。

読書に没入している時というのは、夢の中にも似た感覚があるように思える。
だから、この新たな事業に名をつけるなら「夢」や「睡眠」や「夜」に関連した言葉にしたいという想いがあり、僕らは【書室 夜半(よわ)】と名付ける事に。

書室としたのは、ちょうど店舗の一番奥にある自然光が少ない部屋を作った時も「物語の世界に没入する時のような感覚を仕掛けとして表現ができたら」と想像していたので、この部屋自体がこの度のイメージと重なったから。

ポツンとそこだけ切り離されたかのような、8畳ほどの静かな空間。
この書室にいると、時計の針はずっと午前0時頃を指したまま動いていないような気さえしてくる。
レコードの音に耳を傾けていたら、きっと本を手に取り、頁をめくりたくなるはず。

書店でお気に入りの一冊を探す。
それは途方もなく楽しいこと。
本は泉である。

新書、古書を混じえつつ、この店らしく随時アップデートをしながら展開していこう。